幹は南側のほうが太くなる
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総論
『幹は南側のほうが太くなる』
という話を聞いたことがありますか?
『南側は日当たりがいいので成長が良く、
年輪も南側のほうが幅が広い』
とのこと。
結論から言うと、この説は
真っ赤なウソ
です。
その理由の詳細はコチラに載せてありますが、
では、
なぜこんな説が出たのか?という話。
林業の世界では戦後ずっと、
広葉樹の森を切り開いて、
針葉樹(スギ、マツ、ヒノキ)を植林してきました。
つまり、林業の世界での仕事場、つまり、森林は、
針葉樹の森林です。
日本の林地は基本的に斜面です。
斜面に生えている樹木は積雪などの影響で谷向きに傾くのが普通です。
樹木は傾いて生えていると、倒れまいとしてアテ材を発達させます。
針葉樹では傾いている側にアテ材が発達します。
そのため林業の現場で伐採した後の切り株をみると、
谷側の年輪が発達しています。針葉樹ですから。
それを見た人が考えます。
「どうしてどの木もコッチ側の年輪が広いんだろう?」
そして出した結論が、
『谷の方向は日当たりが良いから、
そっちの成長が良いんだ!!!』
どうもそれが常識として広まったようです。
本当のようなウソに気をつけましょう。
関連サイト
「樹木と語る」トップページ
という話を聞いたことがありますか?
『南側は日当たりがいいので成長が良く、
年輪も南側のほうが幅が広い』
とのこと。
結論から言うと、この説は
真っ赤なウソ
です。
その理由の詳細はコチラに載せてありますが、
では、
なぜこんな説が出たのか?という話。
林業の世界では戦後ずっと、
広葉樹の森を切り開いて、
針葉樹(スギ、マツ、ヒノキ)を植林してきました。
つまり、林業の世界での仕事場、つまり、森林は、
針葉樹の森林です。
日本の林地は基本的に斜面です。
斜面に生えている樹木は積雪などの影響で谷向きに傾くのが普通です。
樹木は傾いて生えていると、倒れまいとしてアテ材を発達させます。
針葉樹では傾いている側にアテ材が発達します。
そのため林業の現場で伐採した後の切り株をみると、
谷側の年輪が発達しています。針葉樹ですから。
それを見た人が考えます。
「どうしてどの木もコッチ側の年輪が広いんだろう?」
そして出した結論が、
『谷の方向は日当たりが良いから、
そっちの成長が良いんだ!!!』
どうもそれが常識として広まったようです。
本当のようなウソに気をつけましょう。
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