@芽の診断について


落葉樹では冬になると葉を落とし丸裸になってします。
葉の一つもついていないのに、
樹勢を診断する方法がいくつかあります。
その一つが、この『芽の診断』です。


冬も終わりになってくると、
例えば桜では、枝の先に『花芽(ハナメ)』や
『「葉芽(ハメ)』が次第に大きくなってきます。

細長いのが葉芽で、ふっくら丸いのが花芽です。
一本の木の中でも、勢いのある枝では衰弱した枝に比べ、
葉芽や花芽の数が多く、芽の大きさも大きくなります。

(写真参照:上の写真が比較的元気が良く、下が比較的元気の悪い枝です。) 

これは個体間でも同じで、
同じ樹種の間でも樹勢の良い木には葉芽も花芽もたくさんつき、
大きさも大きくなります。

ですので、診断をしている木と同じ樹種のものが周辺にないか
探すことが大切で、
それらを比較することで、対象の木が元気があるのか無いのかが
とても分かりやすくなるものです。


「樹木診断概論」のトップページに戻る