@ 花の由来


』をイメージしてみてください。

どんなものを想像するでしょうか。
桜、梅、蘭、タンポポ、沈丁花、金木犀・・・
ひとそれぞれだと思いますが、
杉、松、桧がどんな花なのか、思い出せますか?


そもそも『』とは一体何なんでしょう。
そう、ご存じの通り、生殖器です。
受精するための器官なのですね。
花は葉が進化したものである、とされています。


杉、松、桧などの針葉樹裸子植物ですが、
この裸子植物の花はあまり目立ちません。
松で言えば、新芽の頂につく黄色い花が雌花で
新芽の下部に密生しているのが雄花です。

これらすべての針葉樹やナラやカシなど多くの広葉樹の花は、
風により花粉が運ばれることから『「風媒花(フウバイカ)』と
呼ばれています。
これら風媒花は、あまり派手な花ではありませんし、
密もつけず、いい香りも出さず、
受精は風まかせですので、たくさんの花粉を飛ばす必要があるため
花粉症の原因になっています。

サクラなどは『「虫媒花(チュウバイカ)』と呼ばれ、
虫などの動物に花粉がつくことにより受精します。
そのため花も虫にアピールする必要から、
派手なものが多いのです。


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