C皮目


サクラの樹皮などにみられる、
目のような点々、
あれを『皮目(ヒモク)』といいます。

まだ幼樹だったころ、
幹の表面にも葉と同じように『気孔』があります。
その気孔であった部分は木が大きくなるにつれ
皮目』となります。

皮目』では呼吸を行っています。
水辺などの湿潤な環境に適応した樹種、
つまり、根の酸素不足に対応した樹種では、
通気組織』と呼ばれる組織を発達させて、
根などに空気を送り込んでいます。
皮目はその空気の取り入れ口となります。


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